あかり牡丹

よくまなび・よくかんがえ・よくあそべ

2月・3月の短歌 覚え書き

こんにちは、ぼたんです。

 

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暖かかったり、寒い風が吹いたりで、なかなか気持ちが落ち着きません。今年の春は、待ったなしで引きずり込んでいくような強引さがある気がしています。

 

何年かぶりに短歌を詠みはじめました。2月・3月の覚え書きです。

(いずれも「うたの日」に投稿しました)

 

 

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『池袋』

あの塔がどこへ逃げても見つめてる 薄すぎる空 池袋ブルー

 

『ながら』

泣きながら2月生まれの白くまは まだまだ春は来なくていいの

 

『プラスチック』

この箱を「プラッチック」という君の 発音さえも標本にして

 

『息』

朝ぼらけ同じまくらに頬つけて まぶた湿らすみどりごの息

 

『自由詠』

2番線 うつむくさきの枕木を いくつ辿ればふるさとの春

 

 

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文通村を、始めました

こんにちは、ぼたんです。

 

テレワークが増えて、なんとなく実家の両親や友達に話しかけるのも気を使って遠慮するうちに、「なんでもない会話」したさが募って1月に文通村を始めました。匿名でお手紙のやり取りができるサービスです。

 

お手紙の回送は月2回なので、登録してからの2週間はプロフィールを考えたり、掲示板で見かけた方にぽちぽちお手紙を書いたりして過ごしていました。

 

先週、初めての会報とお手紙が届きました。待ってたよー!

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文通村より

 

会報とお知らせのほかに、2通の「風船便」が届いていました。

風船便は、あて先を決めずに流せる?お手紙です。

遠くに住んでいる方からの初めましてのお手紙、とてもうれしかったです。何度もなんども読んで、お返事を書きました。

 

文通村のサイトはこちら。ほっこり感に振り切っていてなんか安心。

 

www.fumibito.com

 

 

 昨日今日とあたたかいですね。

マンションの脇道に、どこかから飛んできたのか1株だけ菜の花があって、黄色い小さな花を咲かせ始めました。毎朝、子どもと通るたびにお花が増えていて、二人で立ち止まってあいさつしています。

 

それでは、今日はこのへんで。ぼたんでした。

 

お久しぶりです、こんばんは

はてなブログから遠ざかっている間に、娘が生まれて、まるっきり新しい生活が始まりました。1才を過ぎたばかりの娘は、毎日アップデートがあって、こちらも新発見の連続です。

 

また、少しずつ短歌を作ったり、毎日のことをふと振り返って書いておきたいなと思って、はてなブログを再開してみることにしました。

 

最近の読書は、未読の本にじっくり取り組むような集中力が続かなくて、以前読んだ小説とかエッセイ、詩をパラパラと少し読むくらいです。

 

今週は、「海辺のカフカ」と「細雪」を交互にめくっています。どちらも、もう何度目の再読かわかりませんが、自分の立場や環境が変わるたびに、微妙にこちらの受け止め方が変わる本だなぁ…と思いながら読んでいます。

 

娘が1才になるころから、絵本が大好きになってきて、娘と読む本を探す楽しみが増えました。

 

昨日新しく届いたのは、定番!のだるまさんセット。保育園で読んでいたようなのですが、お友達と取り合いになってしまうくらい、大好きみたいで、自宅にも買ってしまいました。

だるまさんと (かがくいひろしのファーストブック 3)

 

特に、「だるまさんと」が気に入っているみたいで、絵本と一緒になってぺこりとお辞儀をしたり、ううーん!と唸ったり。たくさん読んで遊ぼうね。

 

 

 

 

 

はてな題詠「短歌の目」3月

2月に少しだけ齧らせていただいた題詠の催しがとっても楽しかったので、

また参加させていただきました。

 


3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」

素敵な企画を、どうもありがとうございます。

仕事帰りに、5文字7文字を指をおって数えるのがよいクールダウンになっています。

 

ではでは!今月も張り切ってまいります。

https://instagram.com/p/Wiul1NDj8i/

 

1.雛

 階段を駆けてゆく肢 守るのは 薄きナイロン OLの雛

 

2.苺

 われわれの苺王女は五つなり 星の手のひら 甘く染めたり

 

3.夕

 帰り道コロッケ齧るブレザーに 人には人の 夕まずめあり

 

4.ひとり言

 もう一度おかわりしたいだけなのに 「ひとり言だ」と四角い背中

  

5.揺らぎ

 百かぞえ ふやける指に笑み揺らぎ これからここも実家となりぬ

 

6.羊

 羊族 足踏みおらぶ べいべいと バリカン見つめ みなぎる敵意

 

7.線

 線路沿い 光る「鮭トバ酒浸し」 月が見ぬ間に 暖簾をくぐる

 

8.バク

 僕はバク サラブレッドの夢を食む 来年こそは メイクデビューだ 

 

9.年度末

 済んだもの 在庫・伝票・不意のキス 年度末には綺麗にしましょう

 

10.信号

 信号と「夕空晴れて」口ずさみ 思へば遠し あの交差点

 

 

 

東京では、3月に入って、しっかり春の手ごたえが感じられるようになりました。

あの交差点がある町にも、これからだんだんと訪れることでしょう。

 

慌しい3月になりそうですが、そんなときはまた5文字数えてやりすごす所存。

 

 

はてな題詠「短歌の目」 三口だけ齧る

 はてな題詠「短歌の目」という素敵な企画を見かけたので、わたしも少し齧ってみました。

 


10首以下の短歌を募集・ご紹介します - はてな題詠「短歌の目」

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1.白

めざましに指を伸ばして6時半 昨日より少し白んできた朝

 

5.板

Lの字の板の向こう側やさしい手 今日ひとくち目のハイボールまつ

 

7.外

ビルの外ファーの帽子を取り出して シゴトのわたしに ぐいと蓋する

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はぁ、明日は金曜日ですね!サービスサービスぅ!